病院で使う器材の洗浄・消毒・滅菌の基準(スポルディングの分類)
洗浄・消毒・滅菌の基準
病院で使用される器材はその使用目的に応じて洗浄・消毒・滅菌をされるべきです。言い直せば、患者の疾患によって処理されるべきではありません。患者がB,C型肝炎、HIV,ブリオン感染をしているからといって処理水準をあげることは必要ありませんし、感染がないからといって処理水準を下げることがあってはなりません。
この処理の分類の目安として「スポルディングの分類」があります。
スポルディングの分類とは、汚染による感染の危険度に応じて医療器材を「クリティカル」「セミクリティカル」「ノンクリティカル」の3段階に分類したものです。それぞれに応じた処理水準が設定されています。これは最低限必要とされる水準であり、この水準よりも低い処理で行われると感染リスクが増大する危険性があります。