縫合糸
糸には吸収性と非吸収性に分かれる。そのなかでも編み糸は複数の繊維を編み上げたものである編み糸と単一の繊維のものであるモノフィラメントと分かれる。
編み糸は手袋の上を滑りやすく操作が容易であるのに対して、モノフィラメントは滑りにくく手袋に生理食塩水をかけて操作することもある。しかし、編み糸は繊維間に細菌が定着しやすく、モノフィラメントは単一の繊維であるため細菌が定着しにくい。
そのため、結紮する際には操作性の良いバイクリルや絹糸がよくつかわれる。
また、閉腹する際にもバイクリルがよくつかわれている。皮膚を縫う閉創ではPDSが使われる。他にも針の大きさや糸の太さに応じて様々な用途がある。