看護師の仕事内容
看護師といえば、白衣を着て患者さんに色々お世話をしたり、点滴をとったり、薬を配ったりするといったイメージのある職業です。
実際はどんなことをしているのでしょうか
看護師の業務については昭和23年に制定された法律があります。
第五条
この法律において「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。第三十一条
看護師でない者は、第五条に規定する業をしてはならない。ただし、医師法又は歯科医師法(昭和二十三年法律第二百二号)の規定に基づいて行う場合は、この限りでない。
もっと詳しく言うならば、
①病状の観察 ②病状の報告 ③身体の清拭、食事 排泄等の世話など療養上の世話、④診察の介補、⑤予約・注射・包帯交換などの治療の介助及び処置、⑥検温、血圧測定、検査検体の採取・測定、検査の介助 ⑦患者、家族に対する療養上の指導など患者の病状に直接影響のある看護
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1104-3i-0006.pdf
といったことが挙げられます。
そして、保助看法第31条ではこれらの行為は看護師ではないとできないと定めています。また、看護師と名乗るには資格が必要になります。(第30~32,42条の3)
こういった多くの仕事をこなし、一日の終わりには次の看護師へ担当患者を引き継ぐために記録をしていきます。
看護師は医療従事者の中で最も患者に直接関わることのできる職業です。
近年、チーム医療と言われる医師・看護師・薬剤師・言語聴覚士といった様々な専門性をもった職種が連携・協働し治療やケアにあたることでよりよい医療を提供するという動きがあります。看護師は患者個人にとって何が最も良いことかを患者の立場から考え、患者の自己決定を支え、ときにはそれを代弁するなど権利擁護者としての役割を求められるでしょう。