おぺかんのチバ第3話:トリプルA
続く
AAAは腹部大動脈瘤の略称です。
腹部大動脈瘤は大動脈瘤全体の約三分の二を占め、ほとんどが腎動脈分岐部以下にできます。
最終的に大動脈瘤は破裂して致死状態となり、2014年度では年間死亡数は3337人です。発生頻度は県別では東側の県のほうが西の県よりも高い傾向にあります。また、国として欧米の発生頻度が高いといわれています。また、動脈硬化が疑われる初老期の男女に多く男女比は4:1になります。
大多数は無症状ですが、血管の圧迫や下肢の動脈閉そくなどによって腹痛・腰痛・消化器症状・たまたま触った時に脈をうつ“こぶ”に気付く、拍動性腹部腫瘤、1度に長い距離が歩けず、2、300メートル歩くと途中で休憩しなければ歩けなくなる間歇跛行、下肢のしびれがあることといった症状がみられることがあります。
腹部大動脈瘤の直径が5cmを超えると破裂する危険性が増大します。
そのため、直径が5cmまでは慎重に血圧コントロールを行い、5cm以上のものでは主として手術適応になり、人工血管置換術を行います。
他には破裂した場合や5cm以上なくても大きさが急激に拡大しているもの、症状が悪化してきているときも手術適応です。
また、大動脈瘤の形状が嚢状である場合、動脈瘤の形が紡錘状であるときと比べて破裂危険度が高く5cm以下でも手術の適応になります。
みたいな!知らなきゃバンド側の方が有名だもんね。仕方ないね。