おぺかんのチバ2話:アリスちゃん
手術室看護師には外回り看護師と器械だし看護師がいます。どちらか一方の役割だけをするというわけでなく大抵は交代しながら役割をこなしていくわけです。ところで、新人の手術室看護師はそのどちらの役割からするかというと
器械出し看護師から始まります。まず、器械出しをすることで手術の流れを細かく覚えてから外回りで器械だし看護師のサポートが行えるようにするわけですね。そのため新人は覚えることがめちゃくちゃ沢山あります。清潔・不潔の認識から始まりガウンの着方、ガーゼの捌き方、器械の渡し方などなど。その中でもボリュームがあるのが手術の器械を暗記するということです。翌日の手術の流れを予習するのと同時にそこで使う器械の名称も暗記しなくてはなりません。
その施設の器械すべて覚えようと思うと2000から3000程度の器械を覚える必要があります。そのため、新人は色々器械に対して妄想し関連付けながら覚えていくのです。
マンガではアリス鉗子を出しましたが、実物を見るとアリスは本当に不思議の国のアリスを彷彿とさせるような形をしています。そんな形にときめきながら実際手術に入ってう●んこまみれになったアリスを見たときの衝撃と言ったら笑
こんな楽しみも手術看護師にはあったりします。